ギラン・バレー症候群

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ギラン・バレー症候群

1916年にギラン・バレー症候群という病名を報告したフランスの内科医ギランとバレーからつけられました。

ギラン・バレー症候群は稀な疾患であり、年間の発病率は5万人に1人程度、女優の大原麗子がかかったことで有名になりました。

ギラン・バレー症候群は、免疫系の疾患で手足が急に動かなくなってしまい、その後麻痺部分が体の中心部に広がっていきます。

ひどい時には呼吸もできなくなってしまい、ギラン・バレー症候群の症状のピークは2週間といわれます。

ですから、早期のうちに治療を受けることが重要です。

ギラン・バレー症候群は、神経内科系疾患の中では完治しやすい病気といわれています。

ピークの2週間を過ぎると、体の中心部の麻痺から回復していきます。

ギラン・バレー症候群が完治するのに1ヶ月くらいかかる人もいれば、1年以上かかる人もおり、残念ながら完治しないケースもあります。

有髄神経の構造としては、電気的な興奮を伝える軸索(じくさく)が中心にあり、軸索の周囲を絶縁体である髄鞘(ずいしょう)が覆っているわけですが、ギラン・バレー症候群のタイプとして、髄鞘が傷害されるタイプは完治しやすく、軸索そのものが傷害されるタイプと両者が傷害される混合タイプは完治しづらいということが確認されています。

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